「第2回埼玉大学工学部オープンハウス」開催の案内


(1998.10.15更新)


( New :平成9年度「工学部オープンハウス」の実施状況(スナップショット)

埼玉大学工学部では、大学で行なわれている教育研究活動の成果を地域社会の方々に伝え、より深く埼玉大学工学部を理解してもらうため「埼玉大学工学部オープンハウス」(教育研究活動の一般公開)を開催いたします。


開催日時
平成10年11月3日(火)(文化の日) 10:00 〜 16:00
(埼玉大学 大学祭期間中)

開催場所
埼玉大学 工学部 (浦和市下大久保 255)
埼玉大学案内図、・工学部案内図、・交通機関案内図

対象
一般市民

参加料
無料


開催内容(企画一覧表はこちら)

共催、後援等

お問い合わせ先
埼玉大学工学部 庶務係 Tel 048-858-3427

埼玉大学工学部オープンハウス スケジュール表
時間 講演 実演・体験・パネル展示
(時間指定の無い企画は随時実施されています)
10:00 公開開始
10時
「協調するロボットとそのサッカーへの応用」(10:30〜11:30)
_
11時 「Zen君(ロボット)..」
1回目(11:30 〜 11:50)
12時 _ _
13時

「マルチメディアって何?」
(13:30 〜 14:30)


「ビタミンの新しい機能−ガン・生活習慣病の予防−」
(14:30 〜 15:30)
「Zen君(ロボット)..」
2回目(13:00 〜 13:20)
14時 _
15時
16:00 公開終了


講演会の概要

「協調するロボットとそのサッカーへの応用」
浅間 一 客員教授(理化学研究所 研究基盤技術部 副主任研究員)
今、様々な作業を柔軟にこなせるような「知能ロボット」の技術が注目されている。
本講演では、「蟻」を手本とした、多数のロボットが群として協調して作業を行う知能ロボット技術を紹介する。また、これまで具体的に開発した、移動メカニズム、センサシステムなどについて述べながら、これを用いた複数ロボットの様々な協調動作を紹介する。さらに複数のロボットと環境との協調(電子フェロモン技術)についても触れ、最後に複数のロボットによるサッカーについて紹介する。
戻る
「マルチメディアって何?」
加藤 浩 客員助教授(日本電気(株) C&Cメディア研究所主任研究員)
近頃、新聞やテレビなどでマルチメディアという言葉を聞かない日はありませんが、なぜ今マルチメディアが騒がれているか知っていますか?おそらく、一般的には、マルチメディアというと音や動画の出るパソコンのイメージしかないのではないでしょうか。
実は、マルチメディアの本質は、音でも絵でもどんな情報でも統一的に扱えるということにあるのです。以前は、文字は紙、音はレコード、動画は映画フィルムといったように情報の形態とメディアは深く結びついていましたが、デジタル技術の発展によって、情報とメディアの関係はずっと自由になりました。そして、デジタル信号が蓄積したり電送できたりできるならば、どんな形態の情報でも同じように蓄積・伝送できるようになったのです。
この講演では、まず鍵となるデジタルという概念を説明し、マルチメディアがデジタルによってどう実現されているかを、身近なデジタル機器を例にとって、わかりやすく解説します。
戻る
「ビタミンの新しい機能−ガン・生活習慣病の予防−」
府川秀明 客員教授(日清キョーリン製薬(株) 代表取締役会長)
ビタミンといえば、TVコマーシャルにも氾濫していますし、「健康に良いもの」とのイメージは定着しています。しかし目に見えるものではありませんし、昔学校で習ったことをかすかに思い浮かべるに過ぎないのではないでしょうか。そのビタミンについてややオーソドックスに学んでみたいと思います。
ビタミンって何?からはじめて、日本の研究者が大きな貢献をしたビタミンの発見、そしてビタミンの種類とその生理作用をみてみましょう。ビタミンを食品から効率よく摂取し良い栄養状態にして健康を保つにはどうしたらよいか、これらのことは大分以前から知られておりました。
ところがビタミンは、それだけの機能ではなかったのです。現代のストレス過剰の、様々の悪い環境因子のもとで、しかも偏った生活をしている私達にとって、ビタミンはもっと重要な役割をしているのです。高齢化社会での避けられない老化や癌に代表される「生活習慣病」に積極的に立ち向かう武器、それがビタミンだったのです。新しい生化学や分子生物学によるビタミン研究の進歩は目を見張るばかり、まさにビタミン学のルネッサンスともいえます。それらの新しい学問・技術を基礎としたビタミンの作用メカニズムの発見とそこから産まれたビタミンの新しい効果・機能を考えてみましょう。
それが、健康をより増進し、老化を防ぎ・「心身共に健やかな」長寿を目指す一つの路なのです。
戻る

工学部公開事業のTopページ
工学部Webページ
埼玉大学のWebページ